ネパ-ルの王宮と寺院や仏塔 その三十三回目
寺院と仏塔 その十六回目 カトマンドゥ旧王宮広場の寺院と仏塔 その十五回目
9.ガル-ダ像 Garud Statue
前回は、トライロキャ・モハン・ナラヤン寺院の写真を見た。
今回は、前回のトライロキャ・モハン・ナラヤン寺院と対になっている、すぐ西隣にあるガル-ダ像Garud Statueの写真を見てみる。
ガル-ダは、インドの神話に出てくる神鳥。
ヴィシュヌ神の乗り物、ガル-ダ像
トライロキャ・モハン・ナラヤン寺院がヴィシュヌ神を祀っている。そのヴィシュヌ神の乗り物がガル-ダ像。
ガル-ダは神鳥だが、人間の形をした鳥。背に翼をつけた鳥人で、右ひざを着けて左ひざは立膝。両手は、日本人のあいさつ時の様に、手を合わせている。
ネパ-ルのあいさつ「ナマステ」
ネパ-ルのあいさつは、ナマステ。現在の若者のあいさつでは、単に「ナマステ」と言うだけ。
しかし、特に中高年の女性と挨拶する時は、確りと両手を合わせて、厳かな雰囲気で「ナマステ」のあいさつをしてくれる。丁度、このガル-ダと同じだ。
ネパ-ルの「マナステ」は、あなたの心に「ごあいさつします」の意味
わたしは11年前からネパ-ルで生活している。その間に、友人のネパ-ル人女性や友人の奥さんと挨拶する時に感じることがある。両手を合わせてお辞儀はしない。頭を下げはしないが、相手の眼を見てきちんとした挨拶。
「マナステ」は「こんにちは」や「おはよう」等のあいさつ言葉。彼女等の挨拶時のしぐさは、単にお早うやこんにちはとは違う雰囲気なのだ。
わたしはナマステの「ナマ」は、南無妙法蓮華教や南無阿弥陀仏の「南無」に値する、同意味なのではないかと考えている。本当は仏教の「南無」が、どの様な意味なのか分からないが、その雰囲気からは、「あなたの心にご挨拶」が相当するのでは、と思うのだが。
9.ガル-ダ像 Garud Statue
ビメレシュワラ寺院のとなりにガル-ダ像
トライロキャ・モハン・ナラヤン寺院に向かってガル-ダ像があいさつ
お祭りにはお祝いの花輪をかけて
日本人観光客