まだ飾ってある3月3日の節句・お雛様
先週の土曜日が3月3日の節句の日だった。
わが家では、まだお雛様を飾っている。
ひな祭りの3月3日を過ぎたら、直ぐにでもお雛様を仕舞った方が良い、と聞いたことがある。その理由は、娘が往き(結婚に行き)そびれるのだそうな。
残念ながら、わが家には行きそびれる女性がいない。
今年は3月3日に、お雛さんを仕舞うかどうか、どうしようか迷ったが、いまだに飾ってある。
わが家のお雛様はうさぎさん。人形作家の友人にいただいたもの。もう相当以前に貰ったので、たぶんウサギ年に作成したものではないか、と思われる。
ひな人形には関東雛と京雛があって、お内裏様とお姫様の左右の位置が逆だそうな。左が右よりも格が高いとされる雛は、姫の左側に殿様が座る。向って右側になる。
わが家のお雛様は向かって左に殿が座っているので、関東雛になる。京雛の方が古いとされているらしい。
明治天皇が皇居を東京に移した時から、殿が向かって左側になってから、以後はこのスタイルが定着している。
姫が左に座っているのだから、かかあ殿下のお雛様が現代風だ。
わが家のお雛様には、殿と姫の前にかわいらしい子供のウサギが一匹居る。
子ウサギの隣の小さな仏像は、ネパ-ルのヒンドゥ-教の神、ガネ-シャ-像・ゾウ神。ネパ-ルではなぜか、仏像とは云わない。仏様ではなく、全てが神様なので神像。
殿と姫の後ろの屏風は、長谷川等伯の画いた国宝の松竹図屏風。