ネパ-ルの王宮と寺院(仏塔) 第九回目
王宮の九回目 ゴルカ旧王宮 一回目
前回は、カトマンドゥ市の隣町、パタン市のネパ-ル大地震後を写真で見た。
今回は、カトマンドゥ盆地内の3王、バクタプル王とカトマンドゥ王・パタン王を戦争で勝利して、ネパ-ルを統一。以後2008年までネパ-ルの国王時代を築いたゴルカ王の旧王宮を見てみる。
ネパ-ルを統一したゴルカ王
ゴルカ町はカトマンドゥ市から北西に90KM。ゴルカは、カトマンドゥからネパ-ル代二番目のポカラ市へ行く途中に寄り道する場所。1950年に鎖国政策から開国に舵を切ったネパ-ル。当時、自動車が数台あったらしいのだが、自動車道路がなかった。自動車を購入したお金持ちが、どうの様にして自宅まで運んだのか。昔の写真を見ると、なんと竹と木で編んだ特大のザルに車を乗せて、周りを人が担いで運んでいた。
カトマンドゥからポカラまでの自動車道路が完成したのは、1974年ハイウエ-として開通。ハイウエ-だが、川沿の道路には、現在でも落石が多く雨季の通行止めが続く。
1950年にネパ-ル全土の調査に入ったスイス人のトニ-・ハ-ゲンは、ポカラまでの道筋、馬でカトマンドゥを出発。途中で河の渡渉ができず徒歩で10日間かかっている。
1769年、ゴルカの王様第10代プリトウビ・ナラヤン・シャハ王は、どのようにして軍隊をカトマンドゥ盆地へ派遣したのだろうか。
13世紀マッラ朝がネパ-ルを統治する。国王制度の始まり。
1450年頃、バクタプル王からカトマンドゥ国王が独立。
1619年、カトマンドゥ王からパタン国王が独立し、三国時代となる。
1769年、第10代ゴルカ王のプリトウビ・ナラヤン・シャハ王が、、バクタプル国とカトマンドゥ国・パタン国の三国を攻め、ネパ-ルを統一する。シャハ王朝時代の始まり。
カトマンドゥを出発、ゴルカ町手前の山腹を登る家並み
王宮からは、マナスル峰をむ望む
ゴルカの王様・ネパ-ルを統一した初代国王プリティヴィ・ナラヤン・シヤハ王
国王像
国王像から上の王宮を見上げる
ゴルカ町の仏塔から上の王宮を見上げる
ゴルカのラムサ・ハ王 1609年~1636年
王宮の入口 ここから丘の上の王宮まで30分
ゴルカ王宮
ネパ-ル語のデバナガリ文字 日本訳すると「オウム」