ネパ-ルに咲く樹木の花と植物の花 その三十三回目
ネパ-ルの竹・竹林
前回は、ネパ-ルの菩提樹の木を写真で見た。
今回は、ネパ-ルの竹の写真を見てみる。
竹はネパ-ル語で「バ-ンス」。デバナガリ文字でと書く。
アジアは竹文化圏
竹や竹林は、日本や中国でも観光地として有名。東アジアからネパ-ル方面の東南アジアにかけて竹が生育している。日本の竹は、元々自生していたものでなく、中国からの移植だと云われている。日本中に竹林があって、多くのアメリカやヨ-ロッパ人が、日本の竹林観光見学で訪れているのを見ると不思議だ。
インドの紅茶で有名なアッサムからビルマにかけて、焼畑農業の跡に竹が大規模に侵入した竹林があるらしい。
この竹、自生しているだけでなく、竹製品として生活用品に加工されて使われている。竹は竹製品として日常使用されているので、竹文化と云えるだろう。欧米の竹や竹製品は、あまり聞かないので、アジアは竹文化圏とも云える。
ネパ-ルの竹製品
それでは、ネパ-ルの竹製品はどの様なものがあるのか、見てみよう。
まず、最初にネパ-ルで目につくのはドッコ。現在では、山岳地帯で、ロ-カルポ-タ-が荷運びに使っている。昔のネパ-ルでは、都会でも山岳方面でも、誰でもが竹籠のドッコを担いで道路を歩いていた。
ネパ-ルの竹製品でその他には、色々な物が散見される。竹を細工して作られたものは、笊ザル・竹筵ムシロ・竹棚・竹椅子・竹机など。大きなものでは竹のブランコや鶏小屋・建築足場などがある。お母さんが赤ちゃんの子守に背負う子守籠なども見かける。日本では尺八や横笛だが、ネパ-ルでは横笛が売られている。
日本では竹竿サオで干し物をかけて干すが、ネパ-ルでは洗濯物を干す竹は見かけない。
カトマンドゥ市内の竹
竹製品 竹細工品の販売店
ネパ-ルのブランコ バンブ-スイング
竹を組んだ工事足場現場
竹の横笛売り
ドッコを担ぐロ-カルポ-タ- キッチンボ-イ
ドッコ
ガスボンベのシリンダ- 中身の入ったシリンダ-は何kgか
焚き木運びのネパ-ル女性達
左のお母さんの背中には、竹籠に赤ちゃんが