ネパ-ルに咲く樹木の花と植物の花 その三十回目
北海道のエ-デルワイス・薄雪草 その五回目
礼文島の花 その4回目
前回は、北海道礼文島の植物の写真を見た。
今回は、礼文島の植物の5回目の写真を見てみる。
レブンシオガマ(礼文塩竈)Pedicularis chamissonis var. japonica f.fauriaei
ヨツバシオガマで北海道と東北に分布するものをハッコウダシオガマといい、礼文産のものは特に大きく、葉が5~6枚輪生し、花が10段以上つくものをレブンシオガマという。 花は下のほうから徐々に咲き、花を通して見る利尻岳が一段と映えます。
礼文島のこの花、名は?
チシマフウロ(千島風露)Geranium erianthum
チシマフウロの仲間で本州に咲くものをハクサンフウロ、北海道の中央高地に咲く色の特に淡いものをトカチフウロと言う。 礼文島では海岸近くの草地から山の草地まで咲き、色は控えめの紫色ですが群生する姿は見事。
マイズルソウ(舞鶴草) Maianthemum dilatatum
マイヅルソウも高山でよく見かける花である。ユキザサとも少し似ているが、葉の基部が深く切れ込んだハート形である点が異なる。この葉の形が舞い上がる鶴のように見えることからマイヅルソウと呼ばれる。礼文林道で見た花は花序が縦に長く、礼文島では6月に満開であった。
学名はMaianthemum dilatatumで、ユリ科マイズルソウ属の多年草である。日本全土の深山の針葉樹林下によく生育する。
イブキトラノオ(伊吹虎の尾)Bistorta major var. japonica
地味で目立たないタデ科のなかでイブキトラノオは濃いピンク色の小さな花をたくさん集め、ちょうど名のとおり、虎の尾にそっくりの美しい花。
高山植物としては大型で高さ80センチほどになるものもあり、桃岩展望台にさく頃は一面ピンクのお花畑となり、風にゆれている姿は壮観。
ネムロシオガマ(根室塩竈)Pedicularis schistostegia
5センチほどの花が上部に密集して咲く花で、海岸近くの草原から山の斜面まで幅広い地域で咲く。花の形は舟を伏したような形ですが、白い色をした沢山の雛鳥達が親の帰りを待っているようにも見える。
名は?
バイケイソウ( 梅蕙草)Veratrum album subsp. Oxysepalum
ユリ科シュロソウ属に属する多年草。開花時期は、6月から8月。直径1.5~2cmほどの緑白色の花を房状に多数つける。