ネパ-ルに咲く樹木の花と植物の花 その二十九回目
北海道のエ-デルワイス・薄雪草 その四回目
礼文島の花 その3回目
前回は、北海道礼文島のエ-デルワイスに引き続いて、礼文島の植物の花の写真を見た。
今回も引き続き、礼文島の植物の写真を見てみる。
エゾカンゾウ・エゾゼンテイカ(蝦夷禅庭花)Hemerocallis dumortieri
本州中部のもので花びらが薄質で、花柄(茎と花を繋ぐ部分)がはっきりしているものをニッコウキスゲと言い、花びらが厚く、花柄がほとんどないものをエゾゼンテイカと区別する見解もある。
北海道やここ礼文島ではエゾカンゾウと呼んだほうが親しみやすい。
レブンキンバイソウ(礼文金梅草)Trollius ledebourii var. polysepalus
日本では礼文島にのみ自生するレブンキンバイソウは比較的大きな高山植物に属しますが、花弁状に見えるのは実は萼で、花弁はおしべのように見える。
お隣の島『利尻島』では同じ仲間で、やはり日本では利尻島にのみ自生し、めしべの先が赤くなるボタンキンバイが自生する。
キジムシロ(雉莚、雉蓆) Potentilla fragarioides var. major、シノニム:Potentilla sprengeliana )
バラ科キジムシロ属の多年草
茎の高さは5-30cmになる。葉は奇数羽状複葉で5-7枚、まれに3-9枚の小葉からなり、先端の小葉3枚が大きい。小葉の形は楕円形で縁には鋸歯がある。托葉があり、形は披針形で帯褐色となる。花期は4-5月で、花茎に黄色で径15-20mmの花を多数つける。
イワベンケイ(岩弁慶)Rhodiola rosea
ベンケイソウは、この花を切り取り吊り下げて何日経てもしおれず、土に挿すと活着するのでその強さを弁慶に例えたものです。岩上に生えるベンケイソウなのでイワベンケイと名付けられたとおり、地蔵岩の上に咲く姿はまさしく名を体で表わすの言葉どおり。
シラゲキクバクワガタ(菊葉鍬形)Veronica schmidtiana
真正双子葉類シソ目オオバコ科クワガタソウ属キクバクワガタ種
草丈8~20cm、開花期5月中旬~8月
北海道等原産でゴマノハグサ科の多年草。高山や海岸の礫地や岩場に自生する。初夏から夏に、花茎先端や葉腋から伸びた総状花序に青紫色の平開して4深裂した小花を1~4輪付ける。
花冠中央から長い1本の雌しべと、両脇から2本の雄シベが突き出て、その姿が兜の鍬形に似ていることと葉が菊葉に似ているとされ花名がつけられた。