ネパ-ルに咲く樹木の花と植物の花 その二十八回目
北海道のエ-デルワイス・薄雪草 その3回目
礼文島の花 その2回目
前回、北海道礼文島のエ-デルワイスの写真を見た。
今回は、礼文島の6月に咲く花を見てみる。ハッキリと高山植物と分かる花に混じって、北方の花もある。礼文島は北海道の最北にあり、本州の2千m以上の高山に匹敵し、北海道の大雪山や日高山脈の千m級以上の山岳に咲く花が、標高ゼロm近くに可憐な花を見せている。
花の説明があった方が良いだろう。礼文町のホ-ムペ-ジに、花ばなの説明があったので、その内容をお借りして、わたしの撮影した写真に付けてみる。
礼文島へは、稚内の港埠頭からのフエリ-で渡る。5月から9月までお花の季節だが、6月ころが一番多くの花が咲きみだれる季節。
レブンウスユキソウ(礼文薄雪草)Leontopodium discolor
薄雪草(ウスユキソウ)は淡白色の葉を薄く積もった雪にたとえたもの。エゾウスユキソウともいい、礼文町の「町花」に指定されている。 気高さと可憐さをあわせもつ高山植物のプリンセス。 日本のウスユキソウ属はウスユキソウ、エゾウスユキソウ、ハヤチネウスユキソウ、ミヤマウスユキソウ、ヒメウスユキソウの5種があり、アルプスのエーデルワイスも同じ仲間。
稚内市のフエリ-タ-ミナルから乗船
レブンアツモリソウ (礼文敦盛草)Cypripedium macranthum var. rebunense
枯れかかっているアツモリソウ
種の保存法による特定国内希少野生動植物種に指定されている花で礼文島でしかみることができません。現在は礼文島の鉄府地区の保護区以外は激減して数が少ない。礼文町の高山植物培養センターで培養研究がされており、平成13年6月には18本の開花に成功した。
クロユリ(黒百合)Fritillaria camtschatcensis
黒百合は恋の花と歌われますが、黒紫色の花弁と黄色のおしべの対比が情熱的で、草陰に咲く端正な姿に出会うとあまりに印象的で思わず引き込まれそうになる。
レブンコザクラ(礼文小桜)Primula modesta var. matsumurae
コザクラの仲間 だと思われる、が?
発見
礼文で撮影したコザクラは、礼文コザクラではなく利尻コザクラ、か
たぶん、礼文コザクラでなく、利尻コザクラなので、解説はいらないが、念のため
レブンコザクラ
礼文島を代表する花です。たくさんの花がゴムマリのように咲き斜面を紫色に染める。サクラソウ科の花で背丈はせいぜい20センチの可愛らしい花。お隣の利尻島には同じ仲間のエゾコザクラが自生する。