ネパ-ルに咲く樹木の花と植物の花 その十回目
オレンジの木
前回はネパ-ルのバナナの木を写真で見た。
今回は、ネパ-ルのオレンジの木を見てみる。
ネパ-ルやインドではオレンジ栽培が盛ん。日本では蜜柑ミカンと並んでオレンジも栽培されている。
オレンジ類はミカン属の果樹。柑橘類の栽培は、ほとんど農薬を使わなくとも良いらしい。南国のバナナの様に、一度植えると手間暇いらずに果実があるので、オレンジも楽々商売の見本みたいなものなのだろう。
わたしのネパ-ル人の友人は、現在カトマンドゥで暮らしているが、故郷のゴルカ町にオレンジの苗木を植えて、将来の収穫を楽しみにしている。彼はネパ-ルから北海道大学に留学してた。その時は、大学近くのネパ-ルレストランの厨房でアルバイトをしてた。現在はカトマンドゥで音楽活動中。奥さんは日本人でお子さんも居る。ゴルカ地方は、2015年4月25日のネパ-ル大地震の震源地で、町は大被害に遭っている。
ネパ-ルのオレンジは美味しく、インドのと比較して比べれないくらいだと云う。インドへの輸出品目の一つになっている。
オレンジの収穫は、バイヤ-が来て、オレンジの木一本に幾ら、と云う商売になっている。だから売主のオレンジ農家は、収穫のための人を雇用する必要がない。買主が刈取り人の手配から収穫までの全てに責任を持つ。これだからオレンジ栽培農家は、増々熱帯域の「働かない人種」と云われる所以。
ゴルカ地方のオレンジの樹
ゴルカの町
カトマンドゥ盆地内のサク-町のオレンジ畑
自転車でオレンジ売りのインド人