koyaken4852のブログ

ネパ-ル暮らしの日記や、主にネパ-ルの写真を掲載

ネパ-ルのエベレスト標高は8,848m 第3回目

第三回目 インドの油封鎖でネパ-ルは重症 

 

前回は、ネパ-ル政府のエベレスト標高測量から、エベレストの登山史を少し見てみた。

 今回はエベレストの測量に、ネパ-ル政府と外国との合同チ-ムが2年間で行うと発表したことについて、少し考えてみた。

 

 現在のエベレストの標高8,848mは、1954年にインド測量局が、実測後に発表したものを世界中が採用している。

2015年4月のネパ-ル大地震でヒマラヤの標高が変化したとされている。

そういう事情があって、先日インドがエベレストの測量を始めたい、と発表した。

そして、今回の9月15日のネパ-ル政府の発表。

 

エベレストの標高測量は多国のチ-ムで

 世界最高峰のエベレスト。地球のテッペンのその標高が変わるのだから、世界中の注目の的。わたしが考えるのには、世界中の科学的な測量力のある国々が関わることが、今後のネパ-ルの国際的な立ち位置にとって良いと考えるのだが、どうだろう。考え過ぎともいえるが。

それでは、どのような国々との合同調査が良いか。

 まずは、エベレストの頂上が中国との国境になっていること。第一候補は中国。これは当然なのではないか。

 次に該当するのは、現在の8,848mがインド測量局の測量からなっているので、インドも外すことはできない。第二候補も決まり。

 その他に加える国は、と考えると。エベレストのあるソルク-ンブヒマラヤが世界遺産に登録されていて、その名称が「エベレスト(サガルマ-タ)」になっていることから、国連ユネスコが第三番目に該当する。しかし、山岳の測量が国際連合の仕事でないことから、これはボツ。

 まだまだ考える。エベレストの初登頂はイギリス隊だった。登頂寸前まで、ほとんどイギリスの専売的に当時のチベツト政府の登山許可が独占だった、ことから登頂最有力国だったが。

初登頂国も加えるべき、とわたしは考える。

エベレストの初登頂は、エドモンド・ヒラリ-とシェルパ族のテンジン・ノルゲイだつた。

 このお二人天国に行くまで、どちらが最初に頂上に達したか、語らず。わたしはテンジンが初登頂したので、本人が話さなかったのでは、と考えている。当時のヒマラヤ登山を考えると、最初シェルパ族はポ-タ-として雇用され、3千m前後で生活していた民族なので高度順化していたし、勤勉さもあるので、イギリス人に信用されて登山ガイドに出世した。雇い主と雇われたシエルパで「わたしが初登頂した」とは言い出せないだろう。テンジンは登山ガイドと高所ポ-タ-やコックなどのネパ-ルメンバ-のサ-ダ-(シェルパ頭)でもあった。

 初登頂したイギリス隊。登山隊員全員が男性だった。それでは、女性の初登頂者は、と記録を見ると、日本の田部井淳子さん。登山の国際会議などには、ヒラリ-さんと田部井さんが必ず出席する、登山の代表者となっていた。女性初登頂の国は日本。エベレスト測量の最後の候補の国は日本となるが。どうだろうか。

 わたしが考えて選出した、エベレスト測量合同チ-ムの国々は、ネパ-ルがリ-ダ-、そして中国・インド・イギリス・日本。5ケ国では多過ぎか。丁度良いか。世界中の誰もが納得するメンバ-国ではないだろうか。

 

インドがクシャミをするとネパ-ルは風邪で重症

 ちなみに、インドを外すとどうなるか、写真を見てみる。インド政府の機嫌を損ねるとインド経由でネパ-ルに入ってくる油が止められた過去がある。

 ネパ-ルの国は、国名をロ-ヤルネパ-ルからネパ-ル民主共和国に変える憲法制定があった。制憲選挙を経て、憲法制定の国会が召集され、新ネパ-ル憲法が制定された。しかし、インド系ネパ-ル人の居住エリアを分断する州(郡)制度だったために、インドを怒らしてしまった。インドはネパ-ルを懲らしめるため、最初に油が一滴もネパ-ル入ってこなくなった。

 車とバイクがネパ-ル中の道路に止められ、走っている車は政府機関車とヤミでガソリンを購入した車だけ。ネパ-ルの道路に駐停車禁止地域がないのが幸いした。制定されたばかりの憲法は、早急に改定され、インドとネパ-ルの貿易は正常化した。

 

ネパ-ルのガソリン・ステ-ション

インドからの輸入が細々になると、タンクロ-リ-は間に合わず

わたしの住んでいる所から徒歩5分ほどで、ガソリンスタンドは二か所

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バイクと車は、給油待ちで長蛇の列

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こちらのガソリンスタンドでも

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ケロシン(灯油)販売店も、ポリタンクの長蛇の列

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幼い子供もポリタンクを抱えて、列にならぶ

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