ネパ-ル人の功徳生活 その三回目
前回は、ネパ-ルのあさがお2007年を写真で見た。
今回は前々回の「ヒンドゥ-教の教義、輪廻転生に墓は必要ない」の続き。
その二回目で、「ナマステ」や「ダンネバ-ド」ネパ-ルの言葉は、お年寄りと若い人ではニアンスが異なるように思われる、と書いた。
ネパ-ル人の大勢と接していると、そのように感じられるのだが、わたしがネパ-ルでお付き合いしている人達は、両親と同様なしぐさで挨拶をしてくれる子供達がいる。それは、どうも両親の信仰しているヒンドゥ-教生活が大きく影響して、子供に対する一家のしつけ次第なのではないか、と考えている。子供達も赤ちゃんの時からヒンドゥ-教生活なのだから、それはあたりまえなのだろう。
子供が、わたしに対する挨拶で、しっかりと胸や顔の前で手を合わせて「ナマステ」とあいさつする。そのしぐさは、「こんにちは」ではなく、「あなたの心にこんにちはのあいさつをします」なのだ。丁寧さと云おうか雰囲気が大人びいている。
ちなみに、ネパ-ル語のナマステは、「こんにちは」「今晩は」「お早う」など、どんな挨拶にも使われる。
ネパ-ル人のあいさつで受ける側のニアンスは、ヒンドゥ-教の功徳生活をしている家族と、そうでない宗教観の薄い生活をしている家族で異なるのだろうか。日本人のわたしにはまだまだ分からないことがあるようだ。
わたしがネパ-ルに住み始めた頃のネワ-ル族一家の家内安全儀式
毎年一回恒例に、占い師二人が家内安全の儀式を執り行う
儀式に必要な供物。バナナやりんごの果物、米、ヨ-グルト、花、灯明、お香
占い師は分厚い本を見ながら、ゆっくりと時間。時にはお茶の時間を挟んで
幼い次女が神妙に両親にお付き合い
前の写真の幼かった二女が少女になって、弟にティカの儀式
長女が弟に七色ティカ
店子のネパ-ル服に着飾ったアメリカ人女性にティカ
お祭りの儀式終了写真 ティハ-ル祭(光の祭り)
一家の父親は、自分の妹にティカをしてもらうためにポカラへ行って毎年居ない