ネパ-ルの楽しいトレッキング 第49回

ネパ-ルの楽しいトレッキング その四十九回目

エベレスト街道・トレッキング(ソルク-ンブヒマラヤSol  khumbu)の十回目

 以前はエア-ポ-トのあるルクラから世界自然遺産エリア入口まで。そして前回はそこから高度順応のために連泊するナムチェ町までを見た。

今回は、ヒマラヤのトレッキングにつき物(者)のロ-カルポ-タ-を写真で見てみる。

 

ロ-カルポ-タ-とハイポ-タ-

ポ-タ-は、普通ホテルの荷物運びで知られている。ヒマラヤでも、同じ意味で呼ばれている。

 登山隊やトレッカ-が現地の出発地で雇用して、目的地まで荷物を運んでもらうのがロ-カルポ-タ-。ハイポ-タ-は登山隊が高地で、ベ-スキャンプから上部キャンプへ荷物を運んでもらうポ-タ-のこと。

 小人数のトレッキングでは、ガイドが一人しか居ないので、現地のポ-タ-だと荷物が目的地までしっかりと運ばれるかどうか心配になり、ガイドがポ-タ-に付きっきりになる。ガイドの役割はお客様の現地ガイド。この様な場合は、カトマンドゥから知ったガイドをポ-タ-として同行する場合が多くなった。

 わたしはこの場合には、現地の出発地のプロのポ-タ-を雇わない。出発地でまずチヤ-など飲みながら、ガイドに地元の農家の息子や娘を探させ、トレッキング終了までの期間の雇用をする。若い現地の青年が、果たして荷物を担げるのかの心配が、実は杞憂なのだ。山岳の農家育ちの子供達は、幼少の頃から家の手伝いなどで、重量の重いものをドッコに入れて、日常的に生活として担いでいるのだ。

 プロのポ-タ-でないので、歩き始めても次の宿泊地目指して一人先を急いで行ってしまうことがない。わたし達とガイドと一緒の行動になる。わたしのトレッキングは、初めて訪れる村や町に見る物が多い場合は、宿泊の予定でなくとも一泊したり連泊する。ポ-タ-が一緒に歩いてくれるのが前提のトレッキングなのだ。ちょうど良い。

 農家は雨季が終わり、ポストモンス-ン季に入り、肥料を入れる仕事が残っている。だが、現金収入になり、プロのポ-タ-の専属仕事にありつけるのだ。嬉しくて、家族も喜んで送り出してくれる。

 わたしの雇用した農家の17歳の青年は、ナムチェの土曜バザ-ルで、家族の着る衣服を購入していた。勿論わたしが払う賃金で支払っていた。2840mのルクラで育った青年は、高度順化している。2840mが私たちの0mなのだ。目指す5550mまで、一切の高度順応がいらない。なんと羨ましい限り。エベレスト街道に定住しているシエルパ族が、現在でもトレッキングや登山のガイドをしている理由の一端が、この高度順化がある。

 

ガイトよりも高給のポ-タ-

 普通のロ-カルポ-タ-は、自分の食糧を持参で来る。お客の荷持つの上に自分の食糧を乗っけて、宿泊地のバティの台所を借りて調理している。

 ガイド達は、コック連れの場合はお客の食事の調理と一緒に食事を作る。バティなどに宿泊して、そこのレストランでの食事の時は、代金をお客持ちで定食(おかわり有りのダルバ-ト)を食べる。ゆえに、食事を自分持ちのポ-タ-の賃金の方が高くなる。

 わたしが今回雇った農家の青年ポ-タ-は、プロでなく食糧を持参できない事情で、ガイドと一緒の条件の賃金となった。

 トレッキング中のガイドとポ-タ-の宿泊費は、バティ(ロッジ)の食堂やガイド専用部屋に泊まるので、宿泊費はかからない。

 

 

高度順応と高度順化

高度順応と高度順化は、全くその意味は異なる。

 4千m以上の高地に行く場合、高山病に罹らないために高度順応が必要。軽い高度障害の症状が出るような歩き方で、高山病にまで至らない歩き方をする。一日の登る高度は500mを越えない。宿泊地に着いたら、そこ以上の高い所まで登って、引き返して寝るのが理想的な高度順応になる。気圧の低い、酸素濃度の低い場所に身体を曝して、寝るのはそこよりも気圧や酸素の濃い所。順応を早くできる。赤血球ヘモグロビンを急いで増やすのだ。気圧や酸素の濃い所に戻って寝ている間でも、低気圧や酸素濃度の低い場所に居て刺激されたことを、体が覚えているらしい。

 高度順化はわたし達にはできない。叶わない。高高度の所に、先祖代々から生活していて、その高度に順化した身体になっているのだ。

 

 ポ-タ-を写真で見てみよう。ほとんどのポ-タ-は竹を編んで造ったドッコを担いでいる。ドッコの後ろに輪になった一本のひもを掛け、自分の額に全重量のひもを掛ける。

女性のポ-タ-をシェルパニと呼ぶ。

 

ロ-カルポ-タ-とドッコ

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ドッコ

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肉を運ぶ 何kgだろうか

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一本とる休憩時は杖をドッコの下に立てかける

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ガスボンベのシリンダ- 中身の入ったシリンダ- 何kgか 

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女性のポ-タ-・シェルパニ ダウラ焚き木(松ポックリ)を運ぶ

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自分の食糧は荷物の上に

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