ネパ-ルの楽しいトレッキング 第38回

ネパ-ルの楽しいトレッキング その三十八

カンチェンジュンガエリア・トレッキング 十回目

ネパ-ル紅茶の産地イラム地方

 

カンチェンジュンガエリアのトレッキングを終え、帰りのフライトをキャンセルして路線バスで下山を決める。

 飛行場のあるタブレジュンからビラトナガ-ルへのフライトだったが、インド国境の町カ-カルビッタまでバスで移動なのだが、途中のイラム町のインド国境にイミグレ-ション(税関)があることを知る。この税関からインドへ国境越えすると、目的地のインド・ダ-ジリンまで一時間で到着できる。タライ平野まで降りて、カ-カルビッタからインドのスイリグリ-に国境越えして、ダ-ジリンまではまる一日を要する。

ネパ-ル国内の紅茶の全ての需要を賄っているティ-の産地、イラムを目指す。

 イラムに着いてから、イミグレ-ション(税関)に行って手続を取ろうとして残念。確かに係官が居て建物もある。しかし、わたし達外国人のパスポ-トに押す出国スタンプが無いと云う。ここのイミグレ-ションは、インド人とネパ-ル人が行き来するだけの役割しか果たしていないのだ。元々インド人とネパ-ル人は、国境を越えるのにパスポ-トの提示はいらないし、ビザの申請もない。国境に線が引かれている訳でもなく、自由に行き来している筈。

又、路線バスでタライ平野の国境の町まで下らなければならなくなった。

 

 わたしは10年前から、一年のうち数か月をネパ-ルで過ごしている。ネパ-ルで生活する理由は、特別には無い。札幌への帰りには必ず香辛料と紅茶を購入して、輸入税は支払わない程度の量を日本に持ち込んでいる。

 昨年も9月から11月までネパ-ルで暮らしていて、帰りにチャイ(ミルクティ-)用の紅茶を仕入れた。いつもはインドのアッサム産のチャイ用小粒のティ-と、同じくアッサムのチャイ用の茶葉を買う。この二種類をブレンドして使用している。小粒の紅茶を2に対して茶葉を1。いつも買うネパ-ルティ-ハウスのおやじが、今回はいつもと違う良質の茶葉が入ったから買えと云ってくる。

 新しく入荷した茶葉は、なんとネパ-ルの最東端のイラム地方の紅茶だった。カンチェンジュンガエリアからバスで戻る途中にある町イラムなのだ。

 これがバカ高い値段。わたしがネパ-ルでいつも買う紅茶の値段は、アッサムティ-やダ-ジリンティ-の中で最高級の一番高い値段のを買う。ネパ-ルティ-ハウスで売っている一番高い値段の紅茶は、ダ-ジリン産の二番茶、セカンドリ-フだ。一キロ8000RSネピ-。セカンドリ-フでない一番茶や三番茶以降のお茶の一番高いのは2000RSルピ-だから、ダ-ジリン産のセカンドリ-フが高級品なのが判るだろう。1ルピ-=1円

 インドのダ-ジリンは戦前から戦後の少しまでは、大英帝国イギリスの植民地だったことで、今日でもイギリスの大手紅茶専門会社が一番の仕入れ先となっていて、このセカンドリ-フを一番先に買い占めるのだ。それで、世界中のダ-ジリン産の二番茶、セカンドリ-フが高騰する。

店主の勧めてくれたチャイ用のイラム産茶葉の値段を聞いてびっくりする。1kg5500RSルピ-もする。ネパ-ルの紅茶の物価水準ではありえない値段。茶葉を見せてもらった。日本のお茶でも高級品は、紅茶の木の枝が入ってなく、葉っぱだけが丁寧に作られているのを見かけるが、それと同じだった。いつも購入するアッサムの茶葉と比較すると、嵩(かさ)が多い。それで、いつもは小粒の紅茶を2に対して茶葉を1だったのを、。小粒の紅茶を4に対してイラムの茶葉を1にすることとした。

 ちなみに、アッサム産の小粒の紅茶や茶葉の値段は、両方共に同じ1kg800RSルピ-だった。800が5500RSルピ-に大化けした。

カトマンドゥで1kg800ルピ-で購入する小粒茶葉は、札幌で買うと50g1000円。1ルピ-=1円

 

バスで尾根を越え谷を越えして、ネパ-ルのイラムの紅茶畑が現れる

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ネパ-ル紅茶で有名なイラム

隣町のインド・ダ-ジリンへの国境、イミグレ-ション(税関)

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国境・ネパ-ル側

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直径1mm~2mmのアッサム小粒ティ-とイラム茶葉のミックス

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カンチェンジュンガエリアからイラムに向かったのは3月

これからの写真はネパ-ルの雨季のイラム(雨季は5月中ごろから始まる)

ネパ-ルの雨季は、あっちこっちで車が動かなくなる

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ネパ-ル全土の紅茶の需要を満たしているイラムの茶畑

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かごのドッコに茶つみ

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イラムのお茶工場

摘んだ茶葉を蒸して発酵、ロ-ラ-で揉む

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