ネパ-ルの楽しいトレッキング その二十七
ランタンヒマ-ル・トレッキング 九回目
前回は2002年当時のランタンヒマ-ルのトレッキングル-ト、キャンジンゴンパからランシサ・カルカまでを見た。
今回は、2015年4月25日のお昼頃に発生したネパ-ル大地震の被害状況を、キャンジンゴンパの写真で見てみる。
この地震発生時に、ランタンヒマ-ルのランシサ・リ峰をアタックしていたわたしの友人がいる。上部にキャンプを伸ばし、頂上アタック寸前で、ベ-スキャンプに滞在。ここのBCが氷河雪崩の爆風に見舞われ、恐怖を感じたと語ってくれた。キッチンテントが猛吹雪の強風で壊れた。大地震による氷河の崩壊だった。BCからネパ-ル軍のレスキュ-ヘリコプタ-で救出され、BC→キャンジンゴンパ→ドムチェ、と運ばれている。
この彼、1991年に私とアンナプルナⅠ峰8091mをアタックし、この時も氷河雪崩の爆風に襲われていた。
この友人の彼に写真を提供してもらった。
又一方、私の知人でネパ-ルの氷河などを研究している知人のブロクに、再建されたキャンジンゴンパの様子が写真で掲載されている。ランタン村を襲った氷河を推測し、写真にしている。このわたしの知人、北海道大学の山岳部OBで、今年の3月から5月までカトマンドゥ大学の教授を務めていた。
2002年当時のキャンジンゴンパ
2015年4月25日ネパ-ル大地震の揺れで、氷河雪崩発生、キャンジンゴンパを襲った、その猛吹雪の爆風で家の屋根・一二階全部・二階部分以上が吹き飛んでいる
キャンジンゴンパの住民は岩陰にテントを張り避難
2017年 再建されたキャンジンゴンパ
1991年 アンナプルナⅠ峰BCを襲う氷河雪崩
この氷河は、緩斜面をゆっくり動いた氷河が、ほぼ垂直の壁へせり出し、自分の重みで落下する懸垂氷河
アンナプルナⅠ峰北海道登山隊