ネパ-ルの食事の九回目。一回目から四回目までは、ネパ-ルでの家庭料理やホテル・レストランでの食事などとネパ-ル独特のお菓子を写真で見た。五回目はネパ-ルのお酒。六回目はネパ-ルのお茶。七回目は自転車やリヤカ-などでの路上のお店や魚屋さん・肉屋さん。八回目は農業国ネパ-ルの果物売りや野菜売りなどの食事の食材を写真で見た。
今回はネパ-ルの食事の食材、穀物と魚などの乾物類を写真で見てみる。
ネパ-ルの首都カトマンドゥのバザ-ルと、ネパ-ルの西、インドの国境がすぐ近くのタライ平野の町々のバザ-ル。
小学生くらいの就学児童がバザ-ル売店の店番をしている。これは特にネパ-ルの特質ともいえるネパ-ル人の識字率で現されていることでもある。ネパ-ル西部の貧困率が高く、女性に教育はいらないヒンドゥ-教教義も加わって、学校へ行けない就学児童が多い現実がある。
以前にもネパ-ルの識字率の改善される歴史を見たが、まだまだ家庭の経済で就学できない情況を再度見てみる。
岩塩売り
最近はス-パ-マ-ケットで粉末状の塩は販売されている
左のピンク色と右の黒色は岩塩。真ん中の白色は違う。この塊は、ひげ剃り後のロ-ション。これに水を付けてヒゲ剃あとをマッサ-ジする。並べて販売しているので要注意
以下の穀物販売、ネパ-ル西部地域・スノウリやネパ-ルガンジ-のバザ-ル
就学児童が、家の経済状況で働かざるを得ない
魚などの乾物販売 カトマンドゥ市内
魚などの乾物販売、ネパ-ル西部地域・スノウリやネパ-ルガンジ-のバザ-ル
幼い就学児童が学校に行けず、店番をしている
チュウラと黒糖売り
ネパ-ル語でチュウラは炊いた米を平たくつぶして乾燥したもの。保存食
亜熱帯気候でサトウキビから作る黒糖
タバコ販売
タバコの葉をその場で刻んで売っている
食べ物バザ-ルの一画で鍋・クワ・鉈など、鉄製品販売
ネパ-ルの貧富と男尊女卑の影響を的確に表わしている識字率を見てみる
ネパ-ルの識字率
1950年 4.4%
1955年 5%
1970年 11%
1981年 20.57%
1991年 32.98%
1991年 40.% (女25%)
1992年 25.6% (15歳以上)
1996年 42%
2001年 48.61% (15歳以上)
男62.7 女34.9%
カトマンドゥ首都圏73.7%
ネパ-ル極西部44% 男65.3% 女27.4%
貧困家庭の識字率11.6% 男36.7% ダリット最低カ-ストの女7%
2002年 60% (15歳以上)
2004年 42% (15歳以上)
2006年 男59.6% 女24.0%
2008年 52.% (15歳以上) 男63% 女35%
2010年 男85% 女73% (15歳~24歳)
2010/2011年 60.9%
都市部77% 農村部57%
最も高いカトマン ズ都市部 (Urban-Kathmandu Valley ) 84.9 %
最も低い中部タライ農村部(Rural Tarai-Central) 40.8%
2011年 57.4%
2011年 59.63%
2011年 65.9%
2015年 63.9%
参考出展物(統計の取り方で若干異なる)
ネパ-ル トニ-・ハ-ゲン
ネパ-ル紀行 三瓶清朝
アジア読本 ネパ-ル
「世界の統計」 ネパ-ル国勢調査
公益財団法人日本農業研修場協力団 国家計画委員会
日本ユネスコ協会連盟 途上国の教育支援世界寺子屋運動プロジェクト
ユニセフ世界子ども白書
ユネスコ アジア文化センタ-