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ネパ-ル暮らしの日記や、主にネパ-ルの写真を掲載

ネパ-ルの世界自然遺産 エベレスト その6

ネパ-ルの世界自然遺産のエベレストエリアの説明をしたい。

積丹岳事件の最高裁判所判決が出て、突然だったので少し驚いた。

 昨年の12月頃から判決が出てもおかしくない頃と思っていた。被告の北海道知事が高等裁判所判決に不満で、最高裁に上告したが何の新証拠もなく、すぐにでも警察救助隊の活動強化方針を出せないので、時間稼ぎのためと考えていた。それがその時点からズルズルと一年以上も経過すると、原告弁護士の方々も、おかしいと云いだして、私は心配していた。原告勝訴の最終判決に本当ホッとしている。

 

 世界自然遺産のエベレストエリアは、テンジン・ヒラリ-空港を出てナムチェバザ-ルまで進んでいた。

 エベレスト街道のトレッキングやこのエリアの登山で訪れた人は、ここマムチェで一回目の高度順応をする。ここに到着と同時に高度障害の症状が現れる人も居て、ロッジで停滞する人が出てくる。次の日の朝には、体調が良い人はここから500mくらい高い所へ登り、引き返して又ナムチェに宿泊する。これが高度順応の定番行動。

 ここナムチェから高度を上げるのと、エベレスを見に行くことを同時にできる場所が、ホテルエベレストビュ-までゆっくり登る行程だ。ホテルでチャ-を飲みながらホテルのテラスでゆっくりできる。ゆっくりゆっくり登り、高度を上げた場所で長い時間滞在する。身体が高高度に驚いたら、高山病の発症前に速やかに下山して休憩するのが最善最良。下山しても体は驚いた状態を継続して赤血球の増産に励む。

 ここナムチェから標高を上げて奥に入る期間が一週間以上の場合は、私ならナムチェで三泊はしたい。しかし、日本人は北海道の人なら、千歳発着9日間やせいぜい12日間だから、ナムチェとエベレストビュ-ホテルで引き返すのが普通のトレッキング。

 エベレストベ-スキャンプ近くまで行って、エベレストの麓から頂上を仰ぎ見るのであれば、ここで4千mの高度順応を済ますと、以後ベ-スキャンプ近くまでは複数泊をしなくて済む。

 ナムチェからホテルまでの街道には、ポストモンス-ン(秋季)にはエ-デルワイス(薄雪草)などがあり、息切れしながらも楽しませてくれるだろう。

ナムチェで風邪の症状で、頭が痛かったり、少し吐き気をする人は、ロッジで寝ている程の重症でない限りは、中川・伊藤が素晴らしいクライミングをしたその取りつきに近い場所、タ-メ村まで往復しても良いだろう。片道2時間と少しで、上り下りもなく散歩気分で往復できる。このタ-メ村にはペンパツェリン一家が居る。昔のネパ-ルヒマラヤ遠征に詳しい人なら分かるでしょう。

 ペンパツェリンは多くのヒマラヤ日本隊のガイドを勤めた。最近はサ-ダ-と呼ばれるガイド頭だったが、数年前にクレパスを飛び越える時に足をねんざして、以後遠征隊のガイドを辞める決意をした。仕事がある時は、カトマンドゥからの電話で呼び出され、カトマンドゥからお客さんと同行し、仕事が終わるとここタ-メに帰るのだ。

 奥さんは遠征隊の荷物を運ぶヤクドライバ-をしていた。息子さんは二人居て、長男はお坊さんで家を出て、次男坊と一緒の3人家族。家はガイド業で稼いだお金で建てた、立派な住宅に住んでいる。ペンパツェリンの家と云えば、この村では誰でも判るので、朝早くナムチェを出発してペンパツェリンにお昼ご飯を作ってもらうと良い。レストランで作るダルバ-トでなく、ネパ-ル人の普通の家のダルバ-トが食べれる。

 

ホテルエベレストビュ-の窓ガラスに写るエベレスト

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ホテルエベレストビュ-からのエベレスト

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左がペンパツェリンシェルパ ペンパツェリンの家で 右が二男

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エ-デルワイス

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