ネパ－ル語のチャイはミルクティ－。ネパ－ルではチャイで分かるが、カトマンドゥのレストランのメニュ－には「ミルクティ－」表示されている。
レストランで注文するミルクティ－は、小さ目のグラスかコ－ヒ－カップで出てくるので、私は食事の場合は２倍から３倍の量のチャイを頼むことにしている。ネパ－ル語でトゥウルと云う。トゥウルグラスと云うと大きな器のミルクティ－が運ばれてくる。
ホテルでティ－を注文すると、ウイズ・ミルク？と聞かれるので、ウイズ・ミルクと答えて、自分で紅茶にミルクを入れる。ですから、これはイギリス風ミルクティ－といえる。我が家のミルクティ－は１００％牛乳で作る。私は複数人数でホテルのレストランに行く時は、ビックボトルのティ－とコ－ヒ－を一つづつ頼み、両方ウィズミルクにしてもらう。すると料金ではコ－ヒ－カップで頼む二倍くらいの量を飲むことができる。暑い国なので水分はタップリ取らなければならない。
地方のホテルでは最初からスパイス入りで、美味しさが増す。この時のスパイスはジンジャ－やブラックペッパ－。
ネパ－ルの友人の家でカルチャ－を入れてもらうと、ブラックペッパ－入りで少しピリリと何ともいえない、日本では味わえない美味しさがある。カルチャ－はミルクの入らない紅茶のことでブラックティ－とも云う。
ちなみに、コ－ヒ－もウイズミルクやブラックコ－ヒ－になる。
ここからが今日のお話し。私の家のチャイ。
カトマンドゥ暮らしも朝はパン食だったので、毎朝チャイを作っていた。今回は前半の３週間、友人が私のゲストとして同じフラットに滞在していたので、毎朝二杯分だ。大家さんのご主人プルナさんは朝７時頃に出かけて、プラスチック入りミルクと朝刊を買って帰って来ていた。１０月も半ばになると朝晩寒さを増し、プルナさんは帽子を被ってジャンバ－姿で出かけていた。寒さといっても２０度Ｃを切るかどうかの温度。
私は前日に買ったミルクを冷蔵庫から出して調理する。紅茶はアッサムのツブツブとイラムの茶葉を２対１の割合でブレンドしたものを使い。パンはマホロバベ－カリ－とフジベ－カリ－から仕入れてきた角食とアンパンかジャムパン。アンパンのあんは小豆でなく大きな豆を煮たもの。それとＤＤＣから仕入れてきたヨ－グルトにバナナを切って入れる。
ＤＤＣは乳製品の工場直売店の略名で、私の住んでいるフラットから徒歩２０分の所にある。ネパ－ル全域の商店やス－パ－で売る牛乳やヨ－グルト（１ｋｇ１３０ＲＳ）はここＤＤＣで作っている。他にチ－ズやカルダモン入りフレッシュミルク（２００ＣＣ４０ＲＳ）など色々と買える。
札幌で作るチャイは、五種類のスパイスを入れて作っている。甘さには砂糖でなく蜂蜜を入れる。スパイスはクロ－ブ以外はネパ－ルのスパイスショップで仕入れる。外人街のタメ－ル町と旧王宮のダルバ－ル広場の丁度中間のアサンチョ－クに、スパイスショップが６軒並んでいるところで買っている。クロ－ブを日本で買うのは、品質と値段で、どういう訳か日本の方が良質で安い。他の４種類のスパイスは、カルダモン・ジンジャ－・ブラックペッパ－・シナモンなど。
ハチミツは小樽ハチミツ。友人が養蜂家で、賞味期限のない良質の蜂蜜。この友人、ブ－タン王国の若者に養蜂の指導をしている。ブ－タンに出かけたり、ブ－タンから小樽に呼んでの指導だ。ただビスタリ－カトマンドゥでネパ－ル暮らしをしている私にとっては、頭の痛い友人の生活態度。ビスタリ－はゆっくりの意味。
今回のネパ－ル訪問で、札幌への帰りに紅茶を４．４ｋｇ運んできている。その内ミルクティ－用が３．７ｋｇ。我が家ともう一人純喫茶店経営者と分けて、賞味期限の２年間使えるかどうかだ。紅茶は冷蔵庫保存するので２年以上持つだろうけど。ちなみにカルダモンも冷蔵庫保存する。
前回までつぶつぶのアッサムティ－に加えて、ブレンドする茶葉のはキロ８００ＲＳだったが、紅茶屋さんが美味しいミルクティ－用茶葉が入荷しているので買いなさい、という。なんとなんと七倍の値段キロ５５００ＲＳだ。見せてもらうと、矢張り良質の葉っぱで、枝のすくないもの。嵩（かさ）にすると８００ＲＳに比べて三倍近い。つぶつぶと茶葉のブレンド割合が２対１を４対１にして購入した。つぶつぶ１００ｇ２パック＋茶葉５０ｇ１個を一つのプラスチックにパッキングしてもらう。１ＲＳ＝１円
以下写真で見てもらおう。
スプ－ンは大さじと小さじの中間のスプ－ンを使っている
中スプ－ン山盛り一杯の紅茶・二人前
飲んでも気にならないくらいの量の黒こしょう
クロ－ブ１０個
シナモン・軽く一杯 煮えやすく砕く
カルダモン １０個 煮えやすく二つに割る
乾燥ジンジャ－をスライス
ハチミツ 中スプ－ン山盛り一杯
煮立ってから５分～１０分煮る
鍋からあふれるので要注意
水は入れない 全部牛乳
