エベレストビユ-ホテルと坂本直行さん

 昨日11月18日、北海道大学博物館に「直行さんのスケッチブック展」を見に行った。

 1982年に坂本さんは亡くなったので、最近のの山ガ-ルや山ボ-イなどにはどこの誰だか分からないかもしれない。ゴ-ルデンウイ-クに海外遠征の訓練を終え、帰宅すると急いで直行さんのお通夜に行ったのを想い出す。六花亭のチョコレ-トが香典返しだった。若い登山愛好者には、帯広に本店がある六花亭の包装紙というと誰でも分かるはず。

 カトマンドゥのフラットで北海道新聞をインタ-ネットで見ていた。10月30日ころだったと思う。4日後に上記会場北大で、坂本直行生誕110年記念企画としてスケッチブックが展示されるという。

 そうだ、私の家に坂本さんの講演会の録音テ-プがあることに気付く。どこに置いてあるか分からず、女房に電話するにもできず。このままではこのテ-プは何の役にも立たない。

 それで、昨日このテ-プを持って、展示会場の責任者・北大山の会の中村晴彦史を訪れ、使ってもらうことになった。設置に時間がかかるので後期から、会場に懐かしいチョッコウさんの声が。

 スケッチブック展の展示期間は前期2016年11月4日~12月4日と後期12月6日~2017年1月9日。後期開始日に展示絵画の入れ替えを行うらしい。二度楽しめる。

 このテ-プ、1978年11月11日に行われた北海道青年会館を会場に、北海道登山研究集会の記念講演「半世紀前の北海道の登山」と題した坂本直行さんの講演。いまから78年前くらい前の北海道の登山を語っている。もうすぐに一世紀前の登山の話になるだろう。12月6日以降、北大博物館に行くと聞けるかもしれない。みなさん絵画も多数あって圧倒されますよ。素晴らしい見事なヒマラヤの絵もあった。

 家でチョッコウさんのテ-プを探していると、先日亡くなった田部井淳子さんの、坂本さんと同じ北海道登山研究集会の記念講演テ-プが出てきた。今から30年以上も前のだ。

ここまでの話は序盤で、これからが本題。

 1968年(昭和43年)1月~2月、坂本直行さんはネパ-ルのスケッチ旅行とスケッチトレッキングに行った。エベレスト方面のスケッチを終えて帰りにとった行動が、現在のペリチェにあるエベレストビユ-ホテルに深く関わってくる。

 坂本さん、エベレスト街道のナムチェバザ-ルからカトマンドゥへ電報、「Ware  Nnuthenite Inujinishisou Hikoukiokure Rukuranitematu Sakamoto」で始まった。

「ワレ ナムチエニテ イヌジニシソウ ヒコウキオクレ ルツクラニテマツ サカモト」

 ネパ-ル政府職員の宮原巍(みやはら たかし)さんが電報を受け、「ヒコウキオクル ルツクラニテマテ」の返信電報。

 ヘリコプタ-で迎えに行った宮原さんは、一緒に帰らずに現在のエベレストビユ-ホテルまでトレッキング。この時のペリチェから観たエベレストの景観に感激したのがホテル建設につながった。

 1969年東京でヒマラヤ観光開発㈱を立ち上げ、出資やカンパを募ってホテル建設を開始した。

 なんと、宮原さんは建設重機を解体してポ-タ-に運ばせ、ホテルから1.5km近くのシャンボチェに飛行場も造ってしまったのである。すごい人も居たものだ。

 この人宮原巍さん、この10月に、私がカトマンドゥの日本食レストランで夕食を食べていると、店のオ-ナ-と一緒に食後に碁を打つていた。まだご健在。

 

エベレストビユ-ホテル

建設当時、周りの樹木は少なかった

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エベレストビユ-ホテル

エベレストを望むテラスから、ホテルの窓に映えるエベレスト

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宮原巍さんの出版本 ヒマラヤの灯 ホテル・エベレスト・ビユ-を建てる

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