借家の冷蔵庫が壊れた

 9月19日に入居した時点で借家の冷蔵庫が壊れていたのだ。

 温度計で内部の温度を測ると、室温よりも3度ほどしか低くない。あたりまえだ。部屋はここネパ-ルは緯度では沖縄か台湾と同等で、外気温度が高いから部屋の温度も高く、ただの箱と化した冷蔵庫の内部は日影となって少しだけ涼しいのだ。

 大家さんに、交渉だ。部屋の蛍光灯の電気も消えているので一緒に直す様に、まず話をした。両方ともにダサイン大祭は電気の会社か休みだから、ダサイン大祭が終わってからだという。

 ここで、そうですか、と返事をするとネパ-ルではいつまでたっても直らないことを私は学んでいた。私は「それでは電気の会社に電話して何時来てくれるか聞いてくれるか」と大家さんに尋ねた。ここが肝心なところ。大家さんはなんと私の言ったことを実行してくれたのだ。普通のネパ-ル人は、こういう場合は聞いておくから、とは云うが、実はそのままなのだ。プルマさんの奥さんは日本人の云うことを理解していた。

 ネパ-ルの日常習慣や商習慣では、明日というのはだいたい3日後になるし、3日後はだいたい一週間後になるのだ。伸びのびになる理由は、聞くとの全くごもっともな言い分を云い、こちらが反論できないことが多い。例えば家族が病気になって病院に行った、とかだ。私は何回もこういうネパ-ル人の引き伸ばし習慣に嫌気を差していたので、大家さんの対応には少し驚いてしまった。冷蔵庫の修理はダサイン大祭の終わった次の日の午前7時か7時5分で、蛍光灯の電球の取り換えはその次の日になるという。

 朝の午前7時か7時5分は、起床しているがまだ顔を洗っている時間だ。カトマンドウではやむを得ないのだ。何故ならここでは乾季には一日14時間も電気の停電になる。電気の来ている時間では早朝にならざるを得ないのだ。

 私は大家さんの奥さんに、この箱になった冷蔵庫は直らないのではと云うと、なんと奥さんは大丈夫直りますと云うではないか。日本なら「買った方が安いよ」と電気屋さんに云われるのがオチなのだから。

 ネパ-ルの電気屋さんの修理の技術はすごい。銅の管を次から次と切ってはつなぎ、冷凍のガスの注入もお手の物だ。ガスの注入を見ていたら、ちょうど自転車の空気を入れるのと同じだ。ガスの入るところはゴムで出来ていて、入れたガスが逆戻りしない様になっていた。管は鉛をガスバ-ナ-で高熱で付けていく。

 蛍光灯の電球は未だに交換されていない。ハハ、ここはネパ-ルなのだ。

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