ネパ-ル大地震を語る 元大家さんのシゥルシ-・プラシャダ・シェレスタさん

 2015年4月25日午前11時56分 突然だった、と語るのは私が9年前からカトマンドゥのラジンパットエリアにフラットを借りている大家さんのツゥルシ-さん

 家からペプシ①に餌を食べさせるために、2階のフロア-から庭に降りた時に、いきなりだった。ぐらぐらと周りが廻り始める。土曜日だったので家族は家の中。家族や回りの家々の人々が外に一斉に出てくる

 窓ガラスの割れるのが心配だったが、幸い持ちこたえた。家の中の食器棚の両開きのガラスが2枚共に割れただけ。ツゥルシ-さんが話すのは家は大丈夫だと思った。ネパ-ルの建築基準法②に沿って建てた、とのこと

 それから2日間は百数十回の余震で、縦に揺れたり横に揺れたりでひどかった。会社に出勤するどころではなかった

 ネパ-ル全土で約9千人の死者をだした約100年に一度の地震だった。山岳地帯のヒマラヤでも氷河雪崩などで多くの登山者や地元の村々が襲われた。エベレストベ-スキャンプや私の友人の居る登山隊ベ-スキャンプも襲われている。2011年の日本の東日本大震災では約2万人の死亡者だったが、ほとんどが津波によるものだったことを考えると、海のないネパ-ルのこの9千人の多さが判る

 震元地のカトマンドゥから百キロはなれたゴルカ地方③がやはり一番ひどかった

 

ペプシはツゥルシ-一家の飼う犬。私が3年前に来たときはワンワンと吠えられ続

けたが、今回はどういう訳かおとなしい。空港からツゥルシ-さんがピックアップしてくれて、家に着いたときにツゥルシ-さんと一緒だったためか

 ちなみにツゥルシ-一家は奥様のサグンさん・長女のツゥシタさんは大学生・次女のサヴェアタさんは小中学の7年生と長男のシ-ダンタさん5年生

②ネパ-ルの建築基準法は知らないが、たぶん一本のコンクリ-トの柱には3~4本の鉄筋しか入っていないはず。多くても2~3本多いだけ。ネパ-ルの友人が私に話していることがある。それは五つ星ホテルのエベレストホテルはやばい。絶対に入らない方が良い、と語ってくれていた。建築中に見ていて、柱の鉄筋の少なさを知っていたからであった。ラジンパット通りにあるガンジョンホテルもエベレストホテル同様に使用禁止建物になっている

③ゴルカ地方はカトマンドゥから西に200kmのネパ-ル第3の都市ポカラの手前の中間にある町。1768年、カトマンドゥの国王・隣町のパタン国王、そしてカトマンドゥから東に10kmkのバクタプル国王の3独立王様が君臨していたところに、ゴルカのシャハ(姓)王が攻め入って3王を倒してしまった。こうしてシャハ王時代が現在のネパ-ル統一に続く。2度訪れているゴルカ地方、2年前にも街を歩いている。丘の上に建つゴルカ王宮はレンガ造りで、地震の震元地で町全体が一番の被害があったと聞いているので、崩れ落ちているかもしれない

 

丘の上に建つゴルカ王宮

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