ネパ-ルに咲く樹木の花と植物の花 その四十九回目
ネパ-ルの名前の知らない花
前回は、カトマンドゥ市内の旧王宮外のコウモリの木と、秋のナガルコットに咲く桜の木を写真で見た。
今回は、植物にあまり興味のないわたしが写した、名の知らない花の写真を見てみる。
ネパ-ルの最東カンチェンジュンガ峰エリアに咲く花
カトマンドゥから北西200kmのポカラ市内の木の花
日本でも見れる花
ネパ-ルに咲く樹木の花と植物の花 その四十八回目
ネパ-ルのコウモリの木と桜の花
前回は、高山植物の写真を見た。
第1回から47回までの写真、ジャカランダ・マンゴ-・ラリグラス・ハイビスカス・月桃・ブ-ゲンビリア・コ-ヒ-・柿・バナナ・オレンジ・ザボン・紅茶・りんご・蕎麦・我が家のシャコバサボテンとお金のなる木・クリスマスの木・ネパ-ルのポインセチア・パパイヤ・ブル-ポピ-・エ-デルワイス薄雪層・菩提樹・竹・マリ-ゴ-ルド・リンドウ・ダイコンの花・高山植物などを見た。
カトマンドゥの蝙蝠の木
今回は、カトマンドゥ市の中心地にある旧王宮、その外壁の外にある大木。この木にコウモリが住みついている。昔から大型の蝙蝠が、道路を挟んだ両側の大木の並木に大量にぶら下がっていた。現在は向の並木は伐採され、旧王宮側にしか残っていないが、昼間に上を見上げるとコウモリが居るいる。
ネパ-ルの桜の木は、春と秋に花を満開につける
ネパ-ルでは、桜の木の花は春だけ咲くわけでない。カトマンドゥのパニポカリ町(水道局町)にある日本大使館内の桜も、あちこちの桜の木が秋にも満開の花をつける。
ヒマラヤの展望台になっているナガルコットの桜の木 11月に満開
標高2,100mの初冬の桜
ナガルコット・日が昇る時間に多くの人がヒマラヤを遠望
蝙蝠コウモリの宿り木
旧王宮の外壁外の大木に、昔から大型のコウモリが住みついている
旧王宮
旧王宮の前道路
ネパ-ルに咲く樹木の花と植物の花 その四十六回目
ネパ-ルの大根の花
前回は、ネパ-ルで見られるランの花を写真で見た。
ネパ-ルで写した花の写真は大量にあるのだが、なにせわたしは山の植物にあまり興味がない。
写真はあるが、その植物や花の名前が分からない。
今回は、エベレスト街道の玄関口ルクラの農家の農地に咲く、ダイコンの花。
ルクラ村
ルクラ村は、標高2,800mで世界で危険な飛行場で有名。世界中からク-ンブヒマ-ルの登山やトレッキングで訪れる、多くの人が必ず通り、帰路にはフライト待ちで一泊する村。
エアポ-トの滑走路は、460mしかなく、そして坂道になっている。現在はアスファルトだが1980年代まで砂利道だった。
エアポ-ト名は、エベレストの玄関口に相応しく、世界最高峰エベレスト8,848mを1953年5月29日初登頂者のテンジン・ノルゲイとエドモンド・ヒラリ-の名前を取とって、2008年1月にヒラリ-・テンジン空港:तेन्जिङ-हिलारी विमानस्थल と改名。
現在のエベレスト街道は、登山隊やトレッカ-相手の観光業が主。ルクラ村は、元々チベット系のネパ-ル人が農業地として住み着いていた。
ルクラ飛行場でソフトボ-ル試合
わたしは、1982年ロ-ルワリンヒマ-ルのカ-タン峰6,853m登頂し、帰路のルクラ飛行場で、兵庫県登山隊とソフトボ-ル試合をした。砂利道で坂道のランニングバ-ンなので、新ル-ルに坂道下方へのバッテイングはアウト。
ルクラ村農家のダイコンの花
ルクラの農家 一家で耕す 左夫人の背中にはあかちやんが眠る竹籠
ヒラリ-・テンジン空港の着陸
フライト
ヘリコプタ-の離陸
飛行機からサガルマ-タ(エベレスト)を望む
Youtube動画でルクラ飛行場の離着陸
https://www.youtube.com/watch?v=TbG3QbOD9-o
https://www.youtube.com/watch?v=GoIN4EBSUUY
ネパ-ルに咲く樹木の花と植物の花 その四十五回目
ネパ-ルのランの花
前々回は、ネパ-ルの山岳エリアの3千m前後の標高に咲くリンドウの花を写真で見た。
今回は、ネパ-ルで見られるランの花を写真で見てみる。
ネパ-ルでは、ランの花は登山のキャラバン中かトレッキングで、森の中を歩いていると多く観られる。
日本のテレビ番組で、「ネパ-ルのランの花」の番組があり、その後カトマンドゥ市内に鉢植えのランの花がアチコチで見かけた。登山やトレッキングのガイド達がテレビ放映を知ってヒマラヤの麓から持ち帰ったもの。
ネパ-ル人達は、いつも歩いていた山岳地帯に咲いているランの花を思い出し。そして、次の登山やトレッキングガイドの時に、採取して持ち帰った。日本なら、ランの花を持ち帰ったら、世界自然遺産地域や国立公園エリアの植物盗掘になるが、ネパ-ル人には「保護」の社会的な概念や理念は通用しないようだ。
ネパ-ル人以外の外国人にとっては、ネパ-ルで見かけるランの花は、自然界でこそ美しく可憐に感じる。なので、持ち帰ったり採取しようとはしないだろう。
昔のヨ-ロツパでは、登山した証拠として、高山植物を持ち帰ったようだが。
ネパ-ルの最東カンチェンジュンガ峰8,685mエリアの森の中に咲くラン
ネパ-ルからエリザベス・ホ-リ-さんが亡くなられた知らせが届く
ネパ-ルからの訃報のお知らせは以下の通り
「1960年以来ネパールにジャーナリストとして住み多くの登山者の慕われたホーリーさんが、1月26日94歳の高齢で病死された。」
ホ-リ-さん自身がネパ-ルヒマラヤのデ-タ-ベ-ス
ネパ-ルヒマラヤの生き字引エリザベス・ホ-り-さんは、元ロンドン・タイムス社の記者。
1960年からネパ-ルの首都カトマンドゥに在住で、現在までネパ-ルヒマラヤの登山記録を収集し、発信し続けていた。世界各国の山岳雑誌編集者は、長きにわたって正確無比なホ-リ-さんの情報を記事にしていた。
ネパ-ルヒマラヤ6,500m以上の登山隊の登山者には、必ず面談して登頂の可否を聞き、登山状況の確認をしていた。ホ-リ-さんが、どの様にして登山隊の下山を知るのか。登山隊下山と同時に宿泊ホテルに電話が来る。そして、いつ会えますか、と直ぐにやって来る。
ホ-リ-さんの情報収集は抜かりがない。登頂者への情報の尋ね方は巧妙にして適格。例えば「頂上手前にある○○○から頂上はどの様に見えましたか」「頂上にある人間大の○○○岩に雪がのっていましたか」など。登頂したと主張する登山者が「○○○が有って、どうのこうの」と答える。
ホ-リ-さんは、サンキユ-、と云ってお帰りになる。別れ際に決して、「あなたは嘘つきで登頂していない」とは云わない。だが、ホ-リ-さんのネパ-ルヒマラヤ登山記録には、未踏で退敗、と記入され、○○○登山隊○○○峰登頂できず、と全世界に発信されるのだ。
ネパ-ル政府は、ホ-リ-さんの業績を讃え、ダウラギリヒマ-ルの6,128m峰にホ-リ-・ピ-クと命名した。
日本のネパ-ルヒマラヤ登山者は、ホ-リ-さんにお世話になった方々が多く居るだろう。
遠く札幌の地から、エリザベス・ホ-リ-さんのご冥福をお祈りする。
2009年10月 カトマンドゥでエリザベス・ホ-リ-さんと
2009年アマダムラム峰登山隊隊員と
1991年 アンナプルナⅠ峰8,091m北海道登山隊隊長とホテル屋上
若かりしホ-リ-さん
ネパ-ルに咲く樹木の花と植物の花 その四十四回目
ネパ-ルの リンドウの花
前回までは、ネパ-ルのマリ-ゴ-ルドの花と、マリ-ゴ-ルドの花を使ったティハ-ル祭の様子を写真で見た。
今回は、ネパ-ルの山岳エリアの3千m前後の標高に咲くリンドウの花。
リンドウを少し調べてみた。
日本の和名で竜胆と書くリンドウ。学名Gentiana scabra var. buergeri
我が国では、山野草で、北海道以外に広く分布しているらしい。色は青紫色らしいが、わたしがネパ-ルの高地で出会ったのは、青紫の濃い色ではなく、淡い青に加えて白色もあった。
標高1350mのカトマンドゥでも見かけない花で、それ以下の標高のインド国境近くのタライ平野でも見かけなかった。
ネパ-ルでの分布は、最東地区のカンチェンジュンガエリアでも散見されたので、わたしが見たリンドウは高地に限られていた。
今回は、ネパ-ルのランタンヒマ-ルとク-ンブヒマ-ルのリンドウを写真で見てみる。
高度3,500mに咲くリンドウの花
ネパ-ル・ランタンヒマ-ル現地の住民がヤクや羊の放牧に使う道、トレッカ-や登山隊が歩く道ばたに咲いている
わたしがトレッキングで雇ったポ-タ-達、大人子供など一家で
白花リンドウ
ネパ-ル・ソル・ク-ンブヒマ-ル
ク-ンブヒマ-ルに咲く薄青色のリンドウ