ネパ-ルに咲く樹木の花と植物の花 その九回目
バナナの木
前回はネパ-ルの柿の木を写真で見てみた。
今回は、ネパ-ルのバナナの木を見てみる。
ここで「バナナの木」と書いたが間違い。バナナは木ではなく、葉なのだ。
バナナはバショウ科バショウ属の植物らしい。漢字で芭蕉と書く。
実のバナナは、わたし達が日常食べる。そして、熱帯や亜熱帯地方の生活では、バナナを主食にしていたり、葉を器がわりに食べ物を盛りつけている。花を食べるところがあるらしい。
ネパ-ルのバナナ栽培を見ていると、ほとんど手入れをしない様に見かけるが、どうなのだろうか。
カトマンドゥに住む日本人の庭にもバナナが生っている。その日本人の友人の話では、実のバナナを」育てるのは簡単。しかし、その実を食べれるようにするのは、すごく難しいらしい。友人の家の庭には、毎年バナナが育つが、一度も食べたことがない、と云う。それは、青い(グリ-ン)うちに収穫して、黄色くして食べれる様に置いとくのだそうだけれど、一度も食べれる様な黄色にならないらしい。素人にはダメ、と云っていた。
一度バナナが生った木には、二度とバナナが育たない。これ常識。育ったバナナを刈り取ったら、根の近くから切り倒してしまう。すると来年の春には、そこの根から又新しく芽が出て来て育ち、花が咲き実が生る。
ネパ-ルのバナナは傷だらけ
ネパ-ルでは、どこに売ってるバナナでも傷だらけで、皮をむいてみたら実にも傷がつている。バナナの卸業者が小売店に運ぶ様子を見ていると、その理由が分かった。
日本に輸入されるバナナは、アジアの各地で収穫と同時に、ダンボ-ル箱に入れて傷を防止しているのが分かる。ダンボ-ルに入れたまま輸出すから、無傷できれいな形のままのバナナ。
ネパ-ルでは、問屋の倉庫に山積みされているのを見たことがある。そして、そのバナナを車に無造作に積んで、そのまま運ぶのだから、バナナは傷だらけ。青くて硬いバナナでも、ハッキリと傷がつく。
ネパ-ルの自転車バナナ売りは全員インド人
カトマンドゥの街角には、果物売りの自転車が止まっている。自転車に果物を乗せて売り歩いている人達もいる。これが、全員インド人なのだ。親方もインド人らしい。
この自転車果物売り、価格は少し高い。果物小売店の30%くらいは高い。